こんにちは、みほです。
公立中高一貫校にお子さんを入れたいと思っている方が、令和の時代でも依然多いので、卒業生の親としてはうれしい気持ちがあります。(*^^)
最近でも4倍から7倍という高倍率を維持している公立中高一貫校の受検。まだまだ人気で大手塾の公立コースに入塾してめざすお子さんたちが、後を絶たちません。
初めて適性検査の問題を見たときは、どうやって解くの?こんなややこしい問題、小学生が解くの⁈・・と、ページを閉じたくなりませんでしたか?
我が家もお手上げ状態でした。。
そうなるとやっぱり塾に入れないと・・となって多くの子どもたちが塾で勉強していきますが、だんだん適性検査の問題を解けるようになるのがスゴイですよね~~。
そんななか、塾でおなじように勉強してチカラがついてる子どもたちのうち、一部の合格する子って、他の子にくらべて何が違ったんでしょう・・?
私は都立中高一貫校に通った子を持つ親ですが、
【合格する子はどんな能力が、ほかの子より高かった?】というのが今回のテーマです。
調べたことと、自分の経験からまとめましたので、公立中高一貫をめざそうと考えている方は、最後まで読み進めて参考にしてみて下さい。(^^ゞ
適性検査からわかる合格に必要な能力。
先のことまでよく考えられる能力や自己管理能力など、うちの合格した子が比較的高めと思っている能力も、必要であることは間違いないと思うんですけど、、
もっと何かの能力が他の子より優れているからなのではないでしょうか・・。他にもありそうです。(・ω・)ノ
皆さんご存知のとおり適性検査の問題を、目の前にしたときを想像してみてください。
あの問題それぞれ、45分で解きすすめることは容易ではありません。
私はプロの講師でもなく、教育者のような専門の知識もありませんので推測の域を出ませんが、適性検査の問題をみるかぎり下記のような能力の差が、結果に反映されそうです。
問題の内容を正しく理解できる能力。
長い文章が書かれている適性検査Ⅰは、
読むこともタイヘンですし内容も正しく理解しなければなりません。
理数的な適性検査ⅡやⅢでも、出題の意図を理解しなければ正しい解答はできません。
ですから問題の内容を正しく理解できる能力は大事になってきます。
困難にも、やりぬく能力。
適性検査は、長くむずかしい文章や、複雑な計算をしないと答えを導きだせないような問題。
そして、いくつかの種類の資料やグラフを分析しないと答えを導きだせないような複雑な問題です。
これらの難題に立ち向かって解答にたどり着くには、困難なことをあきらめずにやりぬく能力が相当必要になってきます。
論理的な思考で、まとめたことを表現する能力。
「▲▲だから○○である」という解答を求めて、記述で自分の意見を書かせる問題。
受検対策でやり慣れれば書けるようになりますが、子どもなので、論理的な能力や表現する能力には個人差がありそうです。
小学校で習った知識は定着していて、その知識を瞬時に使いこなせる能力。
小学校で学習した内容以外は問題に出ないことになっていますが、
・算数のあの計算と理科のあの知識と、
・社会のあの知識と家庭科のあの知識を、
組み合わせて解くなどといった総合的な問題です。
前にやったけどなんだっけ?の状態ではなく、
定着していることは前提で、
ゆっくり考えて解く時間もないので瞬時に出てくる頭脳が必要。
よく言われているように、
小学校での勉強はしっかり頭に入ってて、使いこなせる能力が高いことがポイントですね。
公立中高一貫校が求める能力。
それぞれの公立中高一貫校のホームページを見ると、各年度の適性検査問題といっしょに【出題の基本方針】というものが発表されています。これらを読むことで、各学校の出題の求めている内容がわかり、求めている能力もわかる、
すなわち、学校側が重視している能力、求めている生徒像がわかるんです。
学校ごとで違いますが、だいたい似ている内容ですので下記に代表的なものをまとめました。
【出題の基本方針】の代表的なもの
・小学校の教育で身に付いた総合力をもとに、思考力や判断力、表現力をみる。
・文章を深く読み取れているか、自分の考えを論理的にまとめる表現力をみる。
・与えられた課題や資料を理解し、解決するための分析力や考察、表現力をみる。
・身近な社会生活の関心と、思考、判断、解決する力、表現力をみる。
(複数の公立中高一貫校のホームページから参照。)
これらの能力を見させてもらいますよ・・と学校側が言っていることからも、
それぞれの能力が高い子どもが、合格に近いと推測できますね。
合格に必要な能力を高める方法。
志望する公立中高一貫校の【出題の基本方針】を読んでみることから始めてください。求めている能力がわかりますので、お子さんに足りない部分があったら、能力を高めてあげる対策ができます。
✅文章を深く正しく読み取れているかしら?と思ったら『どういうことが書いてあるかな?』と、親が子どもの理解度を気にしてあげる。
✅身近な社会生活の関心が弱いと思ったら、子供新聞やネットニュースで解説してあげる。
✅小学校で習った知識に不安があれば、教科の復習に時間をかける。
こんな感じで自分の子が、ちょっとこの能力低いかも・・と思ったら、親のチカラで出来ることはあります!
ただ、もともとの性格で差がでる能力もあるので、小さい頃に戻るわけにはいかないですから出来そうなことをやりましょう。
いくつかの能力が高くなるだけでも、適性検査が解きやすくなるはずです。(^^ゞ
読解力や作文力を高めたいときは『ブンブンどりむ』という教材もあります。
参考記事・都立中高一貫校の受検対策で、子供新聞は適性検査にいいってほんと?
うちの子が高かった能力。
先のことまでよく考えられる能力や自己管理能力、好奇心旺盛な能力は高めと思っていましたが、
上記の【適性検査からわかる合格に必要な能力】のうち、特に2つ高い能力があったようです。
関連記事・都立中高一貫校に受かる子はどんな子? うちの子はコレが良かった?
✅一つめが「○○と思う、▲▲だから○○である」という論理的思考が高めだったかな・・と、いま思うとあります。
日記をよく書かせていたんですが、
日記を工夫をして『これについてどう思う?』とか、自分の考えを自由になんでもいいから理由をつけて書いてもらったことで、
論理的な思考と、表現する能力が高まったのかもしれません。
参考記事・中学受験の適性検査 できるようになる対策のコツと勉強方法
✅あともう一つ、困難なことをあきらめずにやりぬく能力が高めだったと思います。
なぜなら、小学生のうちはわからなかったのですが、
都立中学に入学してから、授業の進度とむずかしさについていくのが大変になった時でも、あきらめず困難に立ち向かった経験があるからです。
平均点も取れない見たこともない点数だったのに、
ほぼ中学3年間あきらめずに勉強し続け、成績を上げることをやり遂げたことから、
困難なことをあきらめずに、
やりぬく能力が高いことがわかりました。(‘◇’)ゞ
関連記事・都立中高一貫校入学後の学力差 塾は必要?ついていけない子の対策
まとめ。
合格する子って、ほかの子にくらべて何かの能力が優れていたから合格できたわけで、
・それって、どんな能力?
・合格するのに必要な能力とは?という疑問から、今回、
【公立中高一貫校に合格する子はどんな能力が、ほかの子より高かった?】といったテーマで、いくつかの能力を解説しました。
適性検査からわかる必要な能力4つと、
公立中高一貫校が求める能力を【出題の基本方針】からわかることをまとめた内容です。
合格が近づきそうな能力がわかれば、対策もできます。
それらの能力を上げて、あの複雑で難問の適性検査をすこしでもラクに、(ラクはないですね‥^^;)スムーズに子どもたちが解けることを願っています。(^^ゞ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
このような記事もあります。
関連記事・都立中高一貫校に受かる子の特徴と、受かるための方法
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