こんにちは、みほです。私の子どもは、都立中高一貫校に合格して6年間通った経験があります。
都立中高一貫校をめざしているけど、実際どんな学校なの?
メリットばかりじゃない?
デメリットなんて、あるの?
はい。うちの子が通ってた都立中高一貫校ですが、併設型中高一貫教育校に通っていました。
併設型は、高校からも生徒を募集する、高校で新しい仲間が増えるタイプです。それぞれ「中入生」、「高入生」と言っていました。
そんな都立中高一貫校での6年間の子どもの学校生活を、そばでみていた親が感じたことを、お話しします。
この記事では、次のことがわかります。
・実際、入学したら都立中高一貫校はどんな感じなの?
・メリットは?デメリットはあるの?
都立中高一貫校のメリット。
授業料が高くないのに、勉強のレベルが高いこと。
これは親が感じた第一の最大のメリット‼
附属中学は義務教育だから無料で、高校は都立高校と同じ金額です。
私立中高一貫校でかかる金額とは、比べものにならないくらいです。(^o^)丿
中学校3年間で18万円✖3=約54万円でした。
給食費込みで当時、この金額でした。
しかも、
都立トップ校を指導してきた進学実績のある教師が、教えてくれます。
なぜなら当時、東京都が、
ちからをいれて作った都立中高一貫校なので、優秀な教師が多いとウワサされていました。(*^^)
東京都が進める6年間の中高一貫校で大学進学実績をだすために、比較的良い教師がそろっていると考えられます。
勉強はむずかしいけど、
6年間こんなリーズナブルな金額で、国立大学をめざせる教育を受けることができたのはメリットでした。
勉強を頑張るのが、あたりまえな環境。
適性検査に合格する子たちですから、かしこくて素直で意欲的なお子さんが多いです。
もちろん勉強に対して、子どもたちも意識が高いですし、
学校側が勉強する良い環境をあたえて、子どもたちが素直に勉強するという空気がありましたね。みんなで勉強がんばる環境でした。
13歳、14歳くらいから勉強に熱心な環境にいたら、それがあたりまえになります。
うちの子どもが『もっと勉強できるようになりたい』と思うようになったのは、この都立中高一貫校の勉強環境も影響していると思っています。これはメリットですね。
勉強に熱心な学校の環境や、
勉強する同級生がたくさんいる環境は、
子どもの人格形成にとても影響し大事なことなんだな・・と実感していました。(^^ゞ
参考記事・都立中高一貫校に行って、よかったことは?通った子の生の声。
いじめが少ない環境。
公立小学校のときは、たまにあったいじめですが、
都立中高一貫校では、ほとんど、いじめはないんです。
ホント?なんで?と
思われるかもしれませんが・・(?_?)
私が「中学でいじめはある?」と子どもに聞いたことがあって、
「いじめはないよ。みんな頭いいから、いけないことだって知ってるから、そんなこと、やらないよ。」だそうです。
なるほど~と感心した記憶があります。
むずかしい勉強と部活で、いじめをしている暇もないのかもしれませんネ。
関連記事・都立中高一貫校 いじめる子がいない?いじめが少ないもっともな理由
保護者が積極的でまじめ。 役員決めがすぐ決まること。
高い倍率のなか、都立中高一貫校に合格したお子さんを育てた保護者の方に、興味津々でしたが(笑)
・積極的に発言される保護者の方が多い。
・保護者会などを欠席しない。出席率が高い。
常識的で積極的な印象のお母さまが多かったです。
PTAの役員決めも、やる人はさっさと立候補するし、誰もやる人いなくて、もめるとかないんです。こういうのは良かったですね。子どもの同級生の親御さんが、まじめできちんとしているって安心です。
もちろん、勉強・教育に熱心。
また、驚いたのですが、
国立大学出身のお母さまに、よく出会いました。
私自身は私立短大の学歴ですので、同じ年代の女性である、お母さまが国立大学の出身と知って<・・は、母親の遺伝> と最近言われる悩ましい言葉を思いだしたりしました。。(泣)
参考記事・都立中高一貫校に子が通ってみたら保護者が思いがけず、すごかった話
都立中高一貫校のデメリット。
中学生と高校生が、部活、体育祭、音楽祭をいっしょに行う。体力的にきついこと。
中1から、高3までいっしょに活動する部活もありますし、体育祭、音楽祭、文化祭は全校生徒いっしょに行います。
練習の多い部活は、入学すぐの中1には、少しきついかもしれません。
入学後は、とくに数学などの勉強の進みが速くて、むずかしく、電車通学もあってタイヘンなんです。
この時の部活をいきなりハードなものを選ぶと、子どもが『いっぱいいっぱい(>_<)』になる恐れあり。
体育祭はとくに高校生主体ですので、
中学生も加わると待ち時間が多く、6月、9月、10月あたりにやりますが暑さを避けることばかり気にして、小さな体の中学生のうちは心配で楽しめませんでした。
普通の中学校のように、中学生だけで部活も体育祭も音楽祭もするほうが、体力的にはムリがないな、、と思っていました。
中学入学後の勉強の進度が速いこと。
うちの子の場合、
受検のときに私立受験用の塾に通っていませんでした。都立中高一貫校、1校しか受検しないので当然通っていません。
しかし、
私立中学(適性検査型受検でない)も受験した生徒が一定数、都立中高一貫校に入ってきます。
その子たちは私立受験用の塾に通っていたので、数学の先取り、むずかしい数学に慣れています。
都立だけ受検の子と、私立受験組の子の能力の差が入学当時、はっきりあります。
はじめに数学でつまづくと勉強についていけなくなる可能性があり、6年間底辺のパターンになる危険性が。。(泣)
中入生はとくに上位層と下位層にわかれてしまうんです。
できる子はすごいし、
授業についていけない子は、あきらめてしまうから下位層になってしまいます。
難関の適性検査で合格して入ってきた子たちですけど、勉強についていけなくて成績不振な下位層も、実際は多くいました。
いちおう習熟度別にクラス分けして教えてくれるんですけどね・・(-_-;)
うちの子も入学後すぐ、
授業の速さとむずかしさについていけず、個別指導塾に数学だけ通うことにしたんです。
小学生のときに、
余裕があれば、私立受験用の塾に通わせても
よかったかも、、
そしたらスンナリ授業についていけたかな?
入学当時、数学は苦労したんです。
都立中高一貫校を目指して私立受験用の塾に通うのは、現実的ではないかもしれませんが、
入学当時に能力の差はあるので。。
子どもが勉強についていくのは、しんどそうでした。。
関連記事・都立中高一貫校入学後の学力差 塾は必要?ついていけない子の対策
6年間の学校生活は「中だるみ」があること。
高校受験がないので、学校生活に慣れてきたころにやはり「中だるみ」があります。
勉強の意欲がなくなって続くとデメリットになりますが、
部活などに打ち込める時間と考えると、「中だるみ」できる時間があるのは、子どもたちにとっては良いことかもしれません。
この時期うちの子は部活が楽しそうで、一貫校の良さを満喫していましたね・・
大学受験にむけての勉強のまえに、ちょっと「中だるみ」は、たしかにありました。
※中高一貫校のメリットとデメリットについて、詳しい記事はこちら。
メリット・デメリットまとめ。
都立中高一貫校に子どもが通ったときに、親が感じたメリット・デメリットをお話ししました。
勉強は進度が速くて、タイヘンですが、
デメリットといっても、そんなになかったな・・と今回、思いました。(^^ゞ
どんな学校かちょっと想像できましたでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
こちらも、よかったら参考にしてください。
・中学受験の適性検査 できるようになる対策のコツと勉強方法