さいきん『特待生制度』というものを知ったんですけど。私立中学に安い学費で行けるってほんとですか?
高校受験もないしキレイだし、学費が安いなら行かせたいわ。
こんにちは、みほです。
そのとおりで私立中高一貫校には特待生制度というものがあります。
しかも最近の私立中高一貫校は、
都立中高一貫校の適性検査とおなじ、適性検査型の入試をしてる中学が増えて、
すべり止めや予行練習として、
都立中高一貫校の併願校としての地位を確立しているんです。
参考記事・都立中高一貫校と私立併願校。親が考えておきたい本当のメリット。
その適性検査型入試でも一般入試でも、私立中高一貫校の多くで、特待生制度があります。
特待生制度とは? かんたんに説明しますと、
特待生として優秀な生徒を入学させて、6年後の大学進学実績の結果を出し、あたらしい生徒募集のPRをする目的でつくられた制度。
一般入試試験の成績上位者、あるいは特待生枠で試験をする。
特待生は、授業料免除など優遇を受けられる。
また2020年は特に、私立中学が見直される出来事もありました・・
新型コロナの流行で自粛期間中のオンライン授業の導入の早さなどから、地元の公立中学との教育格差が顕著に表れてしまったからです。
このようにますます私立中学が人気上昇の気配がある中で、この記事では、
・特待生制度で私立中学にいくのは、やっぱりおすすめなの?
・入学後もずっと学費免除を受けられるの?
このように気になることを解説します。(^^ゞ
特待生になったら学費免除などの優遇は本当。最大6年間免除も。
特待生制度は、それぞれの私立中学によって、違います。各学校のホームページで公開されています。
こんなかんじの優遇が多いです。⇩
1、入学金のみ免除
2、入学金+1年間の授業料が免除
3、入学金+3年間の授業料が免除
3が、すごい!ほんとに、こんないい条件ってあるの?と思いました。
条件は学校によっていろいろですが、
「S特待生は6年間免除」という学校もあって、びっくり、うらやましい限りですね。
特待生制度の審査
でも多くの学校では1年ごとに審査の試験があって、年度ごとに特待生が決定します。
まず、中学1年のときは入試で決定します。
選抜方法は、
・一般入試試験で成績上位をとる。
・特待生枠試験を受ける。
上記のどちらかが多いです。ですから、
✅お子さんの実力の偏差値よりも相当下げて受験し、
✅特待生のポジションに合格し、入学後は1年ごとに審査をうけて特待生を維持しなければなりません。
特待生制度のメリット
1、成績がよくて審査に受かれば、本当に学費をおさえられます。
地元の公立中学とは比べ物にならないくらい施設がきれいで、家庭環境も似ている生徒が入学する可能性が高いので、そういう面も安心、私立の良さですよね。
2、大学進学実績を期待されているので、
勉強面の面倒見もよく、質のたかい教育をうけられることが、想像できます。
3、歴史のある私立中高一貫校は、
「指定校推薦枠」という大学受験の推薦入学という制度で、大学とつながっている推薦枠の人数も、一定数あると聞きます。
ですから、じぶんの偏差値よりも下の私立中学に入学したとしても意外と、希望の大学の指定校があった!ということがおこります。
✅一例で、特待生制度のある私立中学をランダムに選んだ進学実績がこちら⇩
安田学園中・高 | |
東大 | 2 |
一橋大 | 1 |
千葉大 | 10 |
早稲田大 | 15 |
慶応大 | 13 |
GMARCH | 204 |
現役・浪人合計の人数?らしいですが、すごくないですか・・((*_*)
指定校推薦だけではなく、
一般受験をふくめている合格実績ですが、「難関大学への合格実績が年々伸びている」と書かれています。
上記以外でも国立大学の名前がありましたよ。興味のある方はホームページ調べてみてください。
この学校は適性検査型の入試もあります。
6年間の学費がかからずにこんな大学にいけるなんて、もうぜったいに特待生になりたいって私だったら真剣に思います、、でもちょっと、待ってくださいね。(汗)
考えておいたほうがいいこともあります・・
えー?
特待生いいわ!
特待生制度のデメリット
特待生になるには、多くの私立中学で1年ごとに審査を受けなければなりません。
審査の試験に落ちて、
特待生でなくなれば、授業料、学費がかかることになりますから、それがいちばんのデメリット。
ママパパさんも、学費の用意を念のために準備しておくのでしょうね。(>_<)
あーなるほど。。
審査で特待生になれなかったら、
タイヘンなことになるのね。
特待生になれなかったら、学費を年に60万~100万円なんていう金額が必要になるわけです。
そしてお子さんのメンタル面のデメリットもあります。
中学2年で、特待生でいられるかな…
高校1年で、特待生でいられるかな…
などと、審査がプレッシャーになるお子さんも、出てきそうです。
こんなかんじ。
⇩
✅いつも、「特待生」という模範的な生活態度を要求され、自由のない学校生活に、気持ちがしんどくなるかも。
✅学力が落ちたらどうしようと、常に不安、メンタルによくないかも。
【中学生のためのZ会の通信教育】【特待生】で進学した姪のはなし。
じつは身内に、この特待生制度で進学した子がいます。
実際には第一希望はダメだったけど「特待で受かったから」と、私の姪が通っています。
詳しく聞いてみたところ、⇩
・特待生は維持しているけど、個別塾に通っています。テストの点数をがんばるためにね。
・そして、特待生の試験はライバルもいるからたいへんよ。
・公立中学でも塾代はかかるから、高校受験がないだけいいわ。
・施設もきれいで満足、やっぱり私立はいいよ。
と、姪の親が言っていました。
なるほど・・特待生でいるために塾には通う。塾代はかかる。でも公立中学よりいいって、高校受験がないからね。
まあ、どこの学校に行ったとしても結局、塾は行きそうですもんね。
きれいな施設って、いいですよね、トイレもきれい。。
個人的には公立小・中のトイレは、苦手でした。(◎_◎;)
話がずれましたが、
「特待で進学した姪」が、あと少ししたらどんな大学にすすむのか、楽しみな叔母です。(笑)
特待生制度まとめ。
2、特待生になるには、
・一般入試試験で成績上位をとる。
・特待生枠試験を受ける。
そして、入学後は1年ごとに、審査がある学校が多いです。(各学校で違う)
3、審査に受からなくて特待生になれなかった時は、学費を払わなければいけなくなるので、学費を準備しておくと安心です。
4、成績次第で、ずっと特待生でいられるとは限らない。
審査に受からないとというプレッシャーはあるかも。
このような制度、どう思いましたか?
適性検査型の入試を実施している私立中学も多いし、
都立中高一貫校と併願私立中で、運がよければ「特待」なんて・・(*^^)v
都内に数多くあるので、何校かリサーチする価値ありそうです。
都立中高一貫校は自由でいいですけどね。
特待生制度も、ワクワクします。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
このような記事もあります。
関連記事・公立中高一貫校の受検生に3つのメリット!私立中学併願のすすめ
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