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中学受験で公立中高一貫校って?特徴をわかりやすく1から解説

ペンを持つ右手、勉強 公立中高一貫校入学まで
読者さん
読者さん

最近、中学受験のこと調べているんですが・・

公立中高一貫校は、どうかなと思って・・

私立中学受験ほど大変でもないのかしら?

学費も安いって聞いたし。

いろいろ知りたいんです。

こんにちは、みほです。私には公立中高一貫校に6年間通った子どもがいますので、公立中高一貫校を目指す親御さんに、さまざまな情報をお話ししています。

今回は公立中高一貫校を考え始めている方に

どんな学校があるの?
倍率は?
どんな試験をするの?
どんな勉強方法?
  などなど・・(*^^*)

公立中高一貫校の特徴を、わかりやすくお話ししますので、最後まで読み続けていただくと、ひととおりの知識が得られて安心な気持ちになれます!

公立中高一貫校の中でも今回は特に、東京都の学校をメインに解説していきます。(^^ゞ

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東京都の公立中高一貫校。

東京都の公立中高一貫校は(都立中高一貫校)10校ありますので、

通学しやすさや校風を調べて、志望中学を何校か絞り込むことから、はじめます。受検勉強が本格的になる前に、小学4年生で授業公開日に参加して、志望中学の様子など見ておきましょう。

【東京都の公立中高一貫校の一覧】

東京都立桜修館中等教育学校 
東京都目黒区八雲1‐1‐2
募集人数160人
東京都立大泉高等学校附属中学校
東京都練馬区東大泉5-3-1
募集人数120人
東京都立小石川中等教育学校 
東京都文京区本駒込2-29-29
募集人数160人
東京都立立川国際中等教育学校 
東京都立川市曙町3‐29‐37
募集人数160人
東京都立白鴎高等学校附属中学校
台東区元浅草3‐12‐12
募集人数160人
東京都立富士高等学校附属中学校
 東京都中野区弥生町5‐21‐1
募集人数160人
東京都立三鷹中等教育学校 
東京都三鷹市新川6‐21‐21
募集人数160人
東京都立南多摩中等教育学校 
東京都八王子市明神町4-20-1
募集人数160人
東京都立武蔵高等学校附属中学校
東京都武蔵野市境4‐1‐28
募集人数160人
東京都立両国高等学校附属中学校 
東京都墨田区江東橋1-7-14
募集人数120人

募集人数は男子と女子で半々です。160人ですと男子80と女子80になります。『令和3年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員』より。

帰国子女・在京外国人枠が白鷗と立川国際であり、特別枠が白鷗と小石川であります。それらの学校では募集人数は変わってきますので、注意が必要になってきます。

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公立中高一貫校の倍率。

上記の都立中高一貫校の倍率は約4倍から7倍あります。倍率的に見てわかるように非常に人気。7倍の学校なんて、7人中6人は不合格ですから・・(T_T)

私立中学受験でも、ここまで高倍率ではありません。

せっかく勉強したのに不合格になる可能性が高いので、すべり止めとして適性検査方式を採用している私立中学を受験するケースが多くなっています。

適性検査方式で私立を併願するときの記事もあります。

関連記事都立中高一貫校と私立併願校。親が考えておきたい本当のメリット。

関連記事公立中高一貫校の受検生に3つのメリット!私立中学併願のすすめ

ただ『不合格の時は地元中学進学』が確実であれば、すべり止めの私立中学は必要ありません。

高倍率を覚悟して、それでも公立中高一貫校に通わせたいと思ったら、親子で倍率のことや受検後のことを話し合ってから始めてくださいね。

みほ
みほ

下記の記事は、うちの子に質問して答えてもらったリアルな内容で、都立中高一貫校の雰囲気がわかる記事です。よかったら。

参考記事都立中高一貫校に行って、よかったことは?通った子の生の声。

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公立中高一貫校の試験方法。

公立中高一貫校は入試とは言わず、適性検査という試験があります。受験ではなく受検とも言うんです。

毎年2月3日が検査日(試験日)となっています。

適性検査には、ⅠとⅡとⅢ、3種類あって、ⅠとⅡを実施する学校、ⅠとⅡとⅢを実施する学校とに分かれます。

志望中学のホームページで調べることが必要です。

教科ごとの試験ではなく、小学校で習った範囲で国語・算数・理科・社会などを総合した問題を、記述式で解答させる内容になっています。

<適性検査の特徴>

まず、適性検査Ⅰとは、
長い文章の問題文について自分の考えを答えさせる問題。国語の能力・作文の力が必要。

自分の考えを論理的に表現する能力も必要です。

適性検査Ⅱとは、

社会・理科・算数の内容が総合的に混ざった問題。時事問題、環境問題について出題されることがあります。

資料やグラフから問題点を読み取り、考察して論理的に書く能力が必要です。

適性検査Ⅲとは、

各校が独自に問題を作るので、それぞれで違います。

図形や時間といった理数的な問題が出る学校もあります。

問題文も長く複雑で、図形やグラフを分析し判断、表現する能力が必要です。

参考記事都立中高一貫校に合格する子がやってよかった塾以外の対策5つ

適性検査の特徴を説明しましたが、むずかしそうな内容にビックリされたかもしれません。。

実際に問題を見てみると大人でも解けなさそう・・と思ってしまうかも。(>_<) それくらい、??な問題に最初はだれでも驚きます。ほとんどみんな、??と思うので安心してくださいね!

そのうち慣れると、子どもは確実に小学校で習った知識で解けるようになります。スゴイですよね。

みほ
みほ

都立中高一貫校では面接はありませんが、

面接のある公立中高一貫校もありますので、面接対策が必要になってきます。

小学校のあゆみの成績にも配点がある。

公立中高一貫校の試験は適性検査といいましたが、適性検査以外に配点になるものがあります。

それは小学校の成績です。
小学5年と6年のあゆみの成績を『報告書』として提出して、適性検査との合計点で採点されます。

あゆみ➡「報告書」
小学校の担任の先生が、5年と6年のあゆみの成績に基づいた評価と、活動報告を記入する報告書を点数化します。

①報告書(あゆみ)を点数化したもの
②当日の試験(適性検査)の点数

 ①と②の合計で、合格が決まります。

ですから、適性検査の勉強だけしててもダメなんです。小学校の成績もできるだけ、いい成績をとることが大事になってきます!

参考記事都立中高一貫校 あゆみが悪いと合格しない?あきらめないあゆみ対策

適性検査の勉強方法。

机といすと猫

勉強方法は塾に通うか、通わないかによって違いますので【塾あり】と【塾なし】で説明します。(‘◇’)ゞ

【塾あり】
1、塾の公立中高一貫校対策のコースに小学5年か6年で通塾はじめるのが多数派です。塾の授業と宿題、テストなどで適性検査形式の問題に慣れるのと、小学校で習う基礎学力もつきます。

2、もし基礎学力がついていないと感じたら、自宅学習で小学校で習う範囲の勉強を強化。

3、記述形式で解答するため作文を書く練習を、塾か自宅学習で。

4、過去問をはじめる。模試をうける

参考記事都立中高一貫校の合格の対策は、いつから、何を、どのくらいやった?

【塾なし】
1、小学4年、5年で公立中高一貫校対策の通信教材をはじめる。通信教材も使わなければ問題集で。塾による指導がないので、親がリードし教えることが必要。

2、基礎学力の強化のため、問題集などで小学校で習う範囲の勉強を。

3、記述形式で解答するため作文を書く練習(通信教材)を、自宅学習で。

4、塾なしだと情報量が少ないので、子どもの実力の推移を確認するため、模試は多めに受ける。過去問も必要ですが、わからないことは親が教えなければなりません。

教材については下記のようなものを参考までに。
【塾なし】ならば、いろいろな種類の問題集がありますので、進度にあわせて考えることが必要になってきます。

公立中高一貫校の学費。

勉強している男の子

中学の入学金はありませんし、授業料もありません。

かかる費用は、各学校によりますが、
だいたい中学1年のときに約18万円。内訳は教材費、行事費用、修学旅行積立金、給食費、PTA会費、共済掛金です。

3年間で18✖3=約54万円でした。

(当時、うちの都立中学の場合)

高校になると、都立高校とおなじ金額がかかります。授業料は1年間で118,800円。+教材費などその他かかります。

みほ
みほ

私立中高一貫校にくらべると、、人気のワケがわかりますよね。

天と地ほど、ちがいます。
「親孝行ね」と、良く言われました。(^^ゞ

こんな記事もあります。
関連記事都立中高一貫校はどんな中学だった? 校風や勉強、学費はかかる?

公立中高一貫校を受検するならば、考えておくこと。

英語でstudyの駒ならぶ

高校受験もなく6年間過ごせて、地元の公立中学よりも難易度の高い勉強をします。しかも私立中高一貫校のように高い学費がかかりませんので、とても人気で高い倍率になっています。

みほ
みほ

大学進学実績も難関大学へ何人も合格者をだすほど、よい結果を出しているんですよ!

こんないいことずくめの公立中高一貫校をめざす時に、考えておいたほうがいい事を最後にお話ししますね。

1、不合格になった時のこと。
先ほどもお話ししたように倍率が高いので、不合格の場合、どうするか?考えておいてください。

不合格のときの進学先は、
地元の公立中学か、すべり止めとして適性検査方式で受験した私立中学か、受検日前までには考えておくことが必要です。(‘◇’)ゞ

2、合格できて通う時のこと。
高校受験がないから入ってしまえば楽でしょう、という考えは危険です。

中学では進度がとても速く、勉強がむずかしく大変。授業についていけなくなる子もいます。合格後も勉強はたいへん、遊んでばかりはいられないことを納得して目指してほしいです。

進学校なので、大学受験でよい結果が求められます。まわりが勉強する雰囲気なので大学受験のときは、子どもにもよりますが塾代はやっぱり相当かかります。

入学後の勉強が大変だった話の記事です。
参考記事都立中高一貫校入学後の学力差 塾は必要?ついていけない子の対策

公立中高一貫校のまとめ。

公立中高一貫校について、
どんな学校があるの?
倍率は?
どんな試験をするの?
どんな試験勉強方法?
・学費は?

などを、まとめた内容になっています。

いかがでしたでしょうか?
少しむずかしかったですね・・

でも、もうこれで、読者のみなさんは公立中高一貫校の受検についての知識が、ひととおり備わりました。(^^ゞ

あとは、細かい情報について個別記事もありますので、よかったら読んでみてください。<(_ _)>

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

関連記事都立中高一貫校に受かる子の特徴と、受かるための対策

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