こんにちは、みほです。
公立中高一貫校をめざしている人にとって、
長い受検期を終えると・・
合格のよろこび一杯の中、あっという間にリアルな学校生活がいよいよ始まります。
そこで公立中高一貫校の学校生活って実際どうなのかな…と思い始めている人に、
【ママパパさんが公立中高一貫校の学校生活で気になりそうなコト】を、いくつか質問形式で答える内容にしました。
実際にうちの子が6年間通ってわかったことを、
・どんな学校だった?
・勉強はどうなの?
・友だち関係は?
・大学受験は?
など、いっきにまとめてお伝えします‼
個別記事でお話ししてきた内容も含まれますが、ママパパさんの多くが気になりそうなコトを中心に選びましたので、お時間あったらお付き合いください。(^^ゞ
【ママパパさんが公立中高一貫校の受検に関して気になりそうなコト】の記事の続編になります。
東京都の都立中高一貫校から旧帝大の理系学部に進学した、うちの子の学校での経験からお話ししますね!
公立中高一貫校の学校生活で気になること。
入学後~勉強に関して。
Q.入学後のクラスは適性検査の成績順ですか?優秀な子が多いクラスとか、成績悪かったら悪い子ばかりのクラスになるんですか?
A. ハッキリ断定できませんけど、たぶん適性検査の成績順ではないと思います。
入学する前に合格した子たちを集めてテストが行われます。小学校の勉強の理解度をみる学力テストでした。ですからクラス分けは、そのテストの点数で振り分けするのかな…と思いましたが、優秀な子が集まるクラス、成績の悪い子の集まるクラスといった振り分けではありませんでした。
中学2年、3年のクラスも成績順になっているといった様子はなかったですね。
Q.勉強は相当むずかしいですか?授業についていけないって本当ですか?
A. はい、うちの子は難しかったようです。とくに数学は授業についていくのがタイヘンでした。。(*_*;
小学生のときに通信教材での先取りや私立受験用の勉強もまったくやらずに、小学校で習う勉強だけで入学したからかもしれません。
合格したらすぐに中学の勉強を先取りするか、小学生のうちからZ会の通信教育などで難しい問題をやっていたらよかったと後悔しています。(◞‸◟)
また、授業についていけない生徒は他にもいたと思います。
うちはどうにか必死についていき、高校からは成績が上がっていったんですが、中学3年間で上位層と下位層にクッキリ分かれるような感じがありました・・。
Q. 落ちこぼれがいるって、本当ですか?
A. 授業の進度が速くむずかしいことで、ついていけない生徒はいたと思います。その場合をおちこぼれと言うのでしたら、どのくらいとか詳細にはわかりませんがいたと思います。
ただ、うちの子の時はそうでしたが、年々問題点が改善されていれば現在は下位層が少なくなっている可能性はありそうです。
実際、国公立大学への進学実績はうちの子の時よりも現在のほうが良いので、最近は落ちこぼれを出さないような授業になっているのかな…とも感じます。
ただ進学実績でもわかるように、成績上位層は東大などの国立大学に進学してて華々しいですが、 その他さまざまな大学にも実際は進学しているのがわかります。。(^^;
Q. 進級できないとか留年とかはありましたか?
A. 子どもの身近の同級生にはいませんでした。
中学3年間は義務教育ですからありませんが、高校になると都立高校とおなじなので留年はあるはずでしたが。
進学校なので勉強することがあたりまえになっている子が多いから、そこまで成績も下がらないからでしょうか・・。
Q. 公立中高一貫校に入っても塾は行きましたか?いつ頃ですか?
A. 塾はいくつか行きました。
まず中学1年の秋から数学だけ、栄光ゼミナールの個別指導塾に通いました。
公立中高一貫校の授業の進度に合う集団塾はなかなかありませんでしたので。。1年半くらい通いました。数学がわかるようになったら、英語の個別塾に高1~3くらい。
そして大学受験のために、高2から化学と物理をSEGとZ会の塾に。
参考記事・中高一貫校生にも塾は必要?通うタイミングとメリットを解説
学校生活に関して。
Q. いじめはありましたか?
A. 子どもからは、『いじめはない』と聞いていました。
『みんないい子が多い』ということも言っていました。地元の小学校の同級生とくらべるとそのように感じたようです。
それに勉強がタイヘンなので、いじめをしているヒマはなかったと思います。(^.^)
参考記事・都立中高一貫校 いじめる子がいない?いじめが少ないもっともな理由
Q. 部活は6年間おなじ部でないとだめですか?部活に入らなくてもいいんですか?
A. うちの子の学校は、中学3年間と高校3年間で別の部に入っている人は多かったです。もちろん同じ部の人もいます。高校で部の種類が増えることが影響したようです。
また、部活に入らなくても大丈夫と思いますが、子どもたちは部活動はしたい気持ちがあるので、入っている子のほうが多いように感じました。
Q. 給食はありましたか?
A. 中学3年間はありました。高校では無くなりましたのでお弁当でした。
大学受験に関して。
Q. 志望大学はどうやって決めましたか?
A. 高校1年になると学校側から、進路についてのガイダンスや大学訪問の機会をつくってくれます。
大学への意識が高まり、進路指導の先生との面談、友だちとの情報交換、 大学情報誌などで決めていった様子。うちは、子ども主導で決めていきました。
『理系で生きていく』という本人の意思は、ハッキリしていましたが、
学部もいろいろ迷い、東京の国立大学と地方の国立大学で迷いながら、最終的には『旧帝大に行きたい』と決心が固かったので地方の国立大学に出願しました。(東大はムリでしたので、、(・.・;))
Q. 塾に行かないと大学受験は合格しませんか?
A. 学校の成績が上位で、模試の志望大学の判定もまずまずならば、塾に行かなくてもいけるかもしれません。公立中高一貫校の勉強は難易度は高いと思いますから。
志望大学によりますかね・・(^O^)
うちの場合は志望大学のレベルには、もっとむずかしい勉強が必要と思って、化学と物理を通塾しました。
理系で両方とも成績は悪くなかったのですが、レベルアップのために塾をえらんだようです。
数学は学校だけで大丈夫と判断したようです。
このように志望大学のレベルと自分の成績によって、塾を利用したほうがいいかどうかが違ってくると思います。(^^ゞ
Q. 国公立大学をめざす教育のようですが、学年でどのくらいの成績なら国公立大学に受かりますか?
A. うちの子の当時は、学年のおよそ25パーセントが国公立大学に現役合格しています。
今は当時よりもっと東大合格者も多くなっていて、上位30パーセントあたりが目安でしょうか・・。公立中高一貫校によってちがいがあるので、志望校の進学実績から正確な数値を見てみてください。<(_ _)>
Q. 大学受験は親はラクでしたか?
A. 非常にたいへんでした!
子ども本人は高校受験未経験で、ほぼほぼ初めての受験で最終学歴‼ 本人もすこし戸惑っていましたし。。しかも国立大学受験。(*_*;
むずかしいんですよ。国立大学受験未経験の親には・・。
センター試験(共通テスト)と2次試験、前期とか後期とか、センター(共通テスト)次第で出願とか・・戸惑いましたね。でも経験したらよーくわかりました。(^^;
勉強は本人まかせでも、受験料の支払い、出願、入学金支払い、ホテル予約、2次試験地への付き添いなど。
ミスが許されないことの連続で疲弊しました。(*_*;
公立中高一貫校の受検とちがってタイヘンだったのは、何校も大学を受けるので、
センター(共通テスト)→私大→2次→後期と長い受験期間のスケジュール管理や、本人の体力が必要なのと、親のやることが多かったことですね。
大学の学部に関して。
Q. 大学の文理選択はどのように選ぶといいですか?
A. 一般的には得意な科目と苦手な科目から、まずは考えますよね。数学・物理・生物・化学などが得意なら理系。苦手なら文系と考えそうです。
ただ理系と文系では大学に入ってからの学びが相当違いますので、相当な時間を勉強・研究にかける生活ができるのか、 理系にかかわることをやり続けられるのかなども考えて、選ぶことが大事と思います。
理系科目が得意だとしても興味がなかったり深く勉強してみたいと思わない人は、理系学部は4年間キツイかもしれません。
そんな人は得意な数学選択で大学受験して、文系学部にすすむって方法もありますね。
Q. 理系は文系より就職に有利ですか?
A. 専門性があるので、やっぱり有利だと思います。
大学4年間と院2年間でやってきたことは、文系学部とは雲泥の差。ただ、一つの会社でも理系採用枠と文系採用枠がありますので、理系の人ばかり採用されるといったことはなさそうです。
理系卒業した人も文系卒の人とおなじ会社に採用されますから、いっしょと言えばいっしょになりますけど、知ってる知識の量が圧倒的にちがうので技術者として重宝がられることは間違いなさそうです。(^^ゞ
親のかかわりや学校行事に関して。
Q. 保護者会など、役員決めとかはどんな感じでしたか?
A. 教育に関心のある保護者の方が多いので、 保護者会の出席率はたいへん良いです。
役員決めも、引き受けを拒否するような雰囲気はなく、やれるときにはちゃんとやります!みたいに手が挙がることが多かったですね。合格できた念願の学校に、積極的にかかわりたい気持ちの表れなんだと思います!
私も1回、○○委員やりましたけど、初めて会うお母さまたちといろいろ話せて楽しい時間でしたね。(^.^)
Q. 学校に行く頻度は多いですか?
A. 学校公開日は年に数回、文化祭、体育祭などの行事と、3者面談は1年に1回はありました。そして保護者会にクラス懇親会。
中学のときは修学旅行の説明会に、修学旅行の報告会などもあり、6年間で学校に行く機会はそこそこ多かったような記憶はありますが、とてもいい思い出になっています。
6年間は、親も時間を学校と共有しますね。
通い慣れた通学路は、親にとっても忘れられない道に。
がんばって入学できた学校だという気持ちが、学校にかかわりたい気持ちを大きくしてる感じです。
Q. 学校行事で印象に残っていることは何ですか?
A. いちばんは合唱祭でした。
6年間で6回、外部の大きなホールを借りて、クラス対抗で順位を争う合唱祭は思い出深い行事でした。(^^♪
同級生の友だちに関して。
Q. まわりの同級生はやっぱり優秀?大学とかどのへんに進学しましたか?
A. うちの子は理系選択だったので友だちは理系の子が多く、医学部医学科に現役浪人ふくめて5人、身近な子が進学しました。あとは旧帝大の薬学部、文系では慶応に。
早慶の指定校推薦や一般受験も多く、マーチに合格した子はとても多いです。
卒業後数年たつと、
かつての同級生が、すごい職業だったり大企業に就職したりします。
勉強ができる子たちのいる学校に通うって、
大人になると、将来こういう感じなんですね~~。
Q. 公立中高一貫校に通ってよかったですか?
A. とてもよかったです。
勉強することが好きな子なので、まわりが同じように勉強することが普通だと思っている子が多くいる学校でよかったです。
同級生もひねくれている感じの子は少ないし、派手でなくまじめ、問題行動をおこすような子もいなかったですし、華やかな家庭環境の子もほとんど見ませんでした。
うちの子には合っていた、居心地いい学校でした。 環境は大事ですね。
先生たちも、生徒のためにやってあげたい、やる気の感じられる先生が多かったように思います。
まとめ。
公立中高一貫校の受検をめざしている、あるいは、めざそうとしているママパパさんが、
入学後の学校生活に関して気になりそうなコトを、いくつか質問形式で答えてみました。
いかがでしたでしょうか?
うちの勉強の失敗なんかも参考にしていただいて、順調で満足のいく公立中高一貫校の学校生活になることを願っています。(^^ゞ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
参考記事・中学受験の適性検査 できるようになる対策のコツと勉強方法
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